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前回の続きでホースハイドの事を書きます。 驚愕の加工と書きましたが驚愕と言う程の事も無いような気がしますが 勿体つけてしまった手前頑張って話を続けていこうと思います。 まず革全般の話ですが、なめしには20工程以上の加工を施すので非常にてまひまがかかります。 全工程はとてもここでは書ききれませんが、大型の専用機械を何種類も使用し、 水酸化ナトリウム、重亜硫酸ナトリウム等の薬品を使用してなめしていきます。 私がおじゃました姫路のホースタンナーさんも大きな工場にデッカイ機械が何種類もありました。 重要なのは各加工工程ごとのph値の管理で、これが完璧にできていないと 銀面(革の表面)がもろくなったり可逆性が弱く破れ易くなったりします。 革としての見た目は同じでもすぐダメになる革と一生モノの革の差はここでつきます。 日本のなめし技術は欧米と並んで確かなもので非常に完成度の高い皮革を生産しています。 LDFSの使用する皮革は国産ですヨ。 革をなめす工程でドラムという直径2~3m位ある円筒形の機械に入れるのですが、 馬革の場合首部分が長いので取り扱いが面倒な上、コードバンと呼ばれる部分で、 お尻の部分の皮の繊維構造が独特で、全体をなめすと尻部分が銀浮きと言って 表面が使えなくなってしまう事があり、それらをph管理して 革全体を銀浮きなくきれいになめさなければなりません。 タンナーさん曰く日々の天候等も考慮しての職人技だそうです。 被服に使用する革は主にクロムなめしと言われるもので 三価クロムを革に浸透させ、コラーゲンと繊維を結合させる事によって 耐熱性(40~100℃)や引っ張り強度等の耐久性を持たせる加工をしたものです。 一方小物や靴底等に使われるタンニンなめしと呼ばれるものはさらにこの後余分な水分を除去し、 シェービング(内側の余分な革を削る)して革厚を一定にした後、再鞣(さいじゅう)と言って 合成タンニンや天然植物タンニンでふたたびなめし、耐摩耗性のある皮革にします。 用途によって性質を変えて作りわけるんですね。 あとクロム、タンニンで同時になめす混合なめしと言うのもあります。 それで、何でしたっけ。 あ、馬革は硬くないでしたね、確か。 じゃあこの画像を観て下さい。 ![]() クロムなめしの馬革です。キメも細かくてふにゃふにゃ滑らかですよ。 これにパラフィンやワックスを浸透させ強度や防水性をもたせると、、 ![]() カチカチたぜ!元は両方同じ革ですよ。 ちなみにこれはパラフィンとオイルを浸透させたいわゆる硬い牛革 ![]() 硬いですよ。でも馬じゃないのよ。 普通はぱっと見は見分けつきませんよね。 じゃあまったく同じかと言うとそうでは無く、 慣れると表面を見ても見分けがつきますが、わかり易いところで 馬革は繊維の細かさから着込んでいくと独特の細かい皺が刻まれてきます。 この辺がホースハイドの一番の魅力でしょう。 あとは同じ厚みのものであれば牛革より軽いという事です。 硬いといわれるホースハイドにはパラフィンを浸透させる加工がしてあるのです。 ステアもパラフィンが入っていれば新品時はホース同様硬いですが ホースはステアより繊維が細かいのでパラフィンが経年変化で逃げにくいのです。 一日着てやわらかくなった感じがするのは体温でパラフィンが柔らかくなるからで、 一晩置くとまた冷えて硬くなるんですね。 とにかく、硬いレザジャケを持ってると、 コイツいつになったら馴染むんだよ、とか思ってしまいますけど 我慢して着てれば馴染んだ頃には自分もいい感じに経年変化して 気付いたら革ジャンの似合う爺になってるんでしょうね。 善は急げです。どうです?LDFSで今すぐオーダーされては? 次はそのうち牛革や鹿革の事でも書きます。
by ldfs
| 2007-08-30 20:22
| レザー
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